カード現金化の手口と対策
クレジットを換金目的で利用することを「カード現金化」といいます。
「クレジット会員規約」に違反する行為で、カードの利用停止や、トラブルにつながる可能性があります。
主な手口
業者は「手軽」「安心」「信頼」「無職でも借金可能」をうたい文句にしています。
- 「手軽」審査不要・95%以上の還元率クレジットカードのショッピング枠があればOK
- 「安心」 消費者金融で利用したくない方家族に内緒で利用したい方
- 「信頼」リピーター率90%超創業○○年の実績と信頼
など、適法であるかのように一部業者が宣伝しています。
裏で繋がった業者から次々と電話やFAXが届き、融資の勧誘をしてくる手□。
手口①
ほとんど価値のない自社製品をクレジットカードで購入させ、購入代金の何割かを現金で戻す手□。
手口②
換金性の高い商品をクレジットカードで購入させ、手数料を差し引いた金額で買い取る手□。
実例
カード現金化の広告で知った業者に「クレジットカードで買い物をすれば買い取る」と言われ、業者と一緒に限度額70万円分でカーナビを6台購入。
しかし業者には40万円でしか買い取ってもらえなかった。
普段からの心得と対策方法
- 「カード現金化」は形を変えた「借入れ」であることを認識しましょう
- 手数料が高額となり実質的に高金利による借入れと同様の負担が生じる可能性があります
- 「カード現金化」を利用すると、結果的に多重債務に陥る可能性があることを認識しておきましょう
- 「カード現金化」がカード会社に発覚した場合、カード会社より一括で返済を請求される可能性があります
- 個人情報を悪用される恐れがあります
- 申し込む前に一度落ち着いて、誰かに相談してみましょう
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